「Brift H 製品通信」夏靴はおやすみ、秋冬靴おはよう!

台風シーズンも終わりかけいよいよ秋本番。愛靴のお手入れは仕舞うときも重要です。そこで気になる夏靴の保存方法についてご紹介いたします。

台風シーズンも終わると一気に秋本番、気づいたらすぐに冬になります。季節の移ろいは早いもので衣替えもすっかり遅くなりがちです。そんな時期だからこそ今日は夏に履いた靴を仕舞う前のお手入れについてお話しします。

夏にたくさん履いたローファーなどのカジュアルシューズやレザーサンダルなどこれから仕舞う靴、次また履き始める5月くらいまでは箱の中なり靴棚に眠っているわけですがそのまま仕舞うのではなく適切なケアをしてから眠りについてもらいましょう。

まず夏の間たくさんかいた汗が靴のソールやライニング(内側の革)に染み込んでいます。こちらは水洗いをすることで塩などをある程度抜くことが出来ますがすこし難しいのでここはプロに任せるとして、ご自身で出来るのは除菌剤で靴の中のクリーニング。

THE ANTIBACTERIA SPRAYという革を痛めることのない”ピグアナイド系”を主成分とした除菌剤であれば安心して靴の中のクリーニングが出来ます。コットンやティッシュペーパーに3プッシュくらいして染み込ませてから靴の中を満遍なく拭き取ります。

次にアッパーですが、こちらにも目には見えないような細かい汚れなどが沢山ついています。そのまま仕舞ってしまうとこれが原因でカビを生やしてしまうこともあるのでしっかり汚れ落としをしましょう。

そこでお勧めのクリーナーはTHE CLEANER(SOFT)です。弊社製品の中では弱性のローションタイプのクリーナーとして販売していますが成分の中にアルコールが3割くらい配合しておりローション成分で革を保護しながら除菌が可能です。

そして最後は秋冬の間に革が乾燥して硬化することを防ぐためにクリームを塗り込んでください。その際はTHE CREAMのNATURAL色がお勧めです。

保革だけを目的にクリームを塗りたいので色がついていないピュアなNATURAL色を薄く延ばして全体に塗ります。そして塗りムラがないようにブラッシングをしっかりかけて表面がサラサラになるまで乾拭きをします。

最後に風通しの良いところで3~4時間陰干しして革に新鮮な空気を吸い込ませてあげればいよいよ保存です。一番良いのは靴棚にそのまま置いておいて空気の流動がある中で保存するのが良いのですが、箱に入れて保存したいという方は”幸せの黄色いウコン布”で靴を包んでしまっていただくのをお勧めします。

茶碗や美術品を保存するときによく使われるウコン染め布ですが、防虫防菌効果が高く革製品の保存にも適しています。これに入れて保存しておけば通気性のない靴箱の中でも安心してしまえます。

大切な愛靴は磨くとき以外の仕舞うときも重要なのでぜひみなさんも実践してみてください。

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