「Brift H 製品通信」THE CREAMの成分

試行錯誤を重ね仕上がった最高のクリームが”THE CREAM”。世の中のクリームはあっさりと品質表示に倣っていますが実は全然違うのです。是非お見知り置きください。

今回はTHE CREAMの秘密に関して触れていきます。

たくさんの靴磨き愛好家に使って頂いているクリームですが、「化粧品会社で作っているって聞いてますが何が良いんですか?」「どんな成分が入っているんですか?」とよく聞かれます。

化粧品の場合は薬事法という法律なので成分表記を義務付けられていますが、靴クリームは生活雑貨というカテゴリーなので成分表記の義務がないためにほとんどの靴クリームメーカーは”油脂”・”ロウ”・”水分”・”有機溶剤”など大体この程度の表記になっています。

ただそんな簡単なものではなく、一口に”油脂”といっても動物性もあれば植物性もありますし、”ロウ”と書かれたワックスに関しても天然のロウもあれば石油由来のロウもあります。ワックスと言っても艶を出すだけではなく保革成分の高いオイル的なワックスもあります。

THE CREAMもまた”水”・”油脂”・”ロウ”という超簡単な表記にとどめていますが実際は28種類もの原料を混ぜて作られております。皆さんが普段使う化粧水や乳液、ハンドクリームやシャンプーなど品質表示ラベルを見てみてください。なんだかカタカナだらけの成分がたっくさん書かれていると思いますが、THE CREAMもまた化粧品スペックなので同じです。

製造工場との取り決めで全ての成分は公開できませんが主要となる成分をこちらにて公開いたします。※28種類のうちかなりの数は品質を安定させるために使う成分も多いので保革効果のあるものをピックアップします。

スクワラン:海サメの肝油が原料の天然保湿成分これで革がプリプリしてきます。

シアバター:シアーバターノキの種子から取れる油、ロクシタンなど有名ですね。革がしっとりします。

ホホバ種子油:ホホバの実の油、全てのお肌にあう理想の美容液と言われています。

ラノリン:羊毛脂とも言う動物性の脂、乳化性が強く水分によく馴染みます。革に動物性の油分を与えます。

カルナバロウ:ブラジルロウヤシの葉の表面を覆う蝋、融点が最も高く大理石のような光沢が出ます。

ミツロウ:ミツバチの巣を構成する蝋が原料、靴クリームの定番で濡れたような良い艶が出ます。

分かりやすい成分を抜粋しておりますが、上記のような化粧品スペックの贅沢な原料を多く配合しているため”化粧品”として販売すると今の値段じゃまず販売できないですよと化粧品会社に言われています(笑)。

革製品にとって栄養クリームはご飯です。何を食べているかで健康状態や体型が変わるのと同じで、革靴もどんなクリームを塗っているか(食べているか)によって1年、3年、5年、10年後はエイジングが変わってきます。ぜひ天然成分だけで出来ている最高のクリームで愛靴を育ててください。

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